Mr.∅の数学と古美術

数学講師が語る数学と古美術、「数学語」・「数学的文法」で日本の数学教育を変えたい!

古美術

古代ローマの美しいフレスコ壁画

最近,古美術ネタを投稿していませんでした.そもそも投稿が滞りがちですけれど・・・ 写真は,約2000年前・古代ローマのもの.鮮やかな赤は「ポンペイ」を連想させます.火山の噴火で消滅したことで有名な都市ですね.このフレスコもポンペイレッドと言いた…

管轄・所轄・直轄・統轄の「轄」って、何のこと?

管轄・所轄・直轄・統轄という言葉に入っている漢字の「轄」って、何のことだかご存じですか? 「コトバンク」さんによると [常用漢字] [音]カツ(漢)ある範囲をおさえて支配する。「管轄・所轄・総轄・直轄・統轄」[補説]原義は、車輪を止めておくくさ…

土偶と埴輪、ごっちゃになっている人、居ませんか?

ちょっと前、埴輪のことを色々と調べていました。 とあるお店で素敵な埴輪を見かけ、関連することを調べていたから。 いまは、土偶に興味が移っています(何回目の土偶ブーム?)。 やっぱり土偶の方が好きかな、と思っています。 で、私の下手な絵ですが、…

やってしまった・・・美しい高麗青磁が

割ってしまいました. 目の高さに飾っていましたら,高いところに手を伸ばした瞬間に,手か服が引っかかってしまい・・・ 必死でキャッチしようとしましたが,すり抜けてしまいました・・・ 陶磁器は(土器以外には)これしか持っていないのに,唯一のお品を…

ちょっとやることが多くなってきた・・・

コロナ対応でちょっと仕事のやり方が変わってきました. 長いブログを書く余裕が・・・ そして,みなさんのスターにお返しする時間が少なくなっています. すみません. 来週くらいには落ち着くはず!! ※写真は古い木材.おそらく古代寺院のものです.

最近,好みのタイプの美人が,世の中にあふれている気がする

「最近,好みのタイプの美人が,世の中にあふれている気がする」 と思いませんか? たぶん,僕だけではないと思います. その理由は??そう,マスクです!マスクをしている人のお顔は,分かるのは目の辺りだけです.その他の部分は想像で補うことになります…

なんと驚き!! 4つ目の曜変天目

曜変天目. 世界に3つしかない茶碗. 黒い茶碗の中に宇宙が広がる,とっても,とっても美しい茶碗です. 中国の南宋時代(1127~1279)に福建省・建窯で作られたものですが, それらはすべて日本にあります. 藤田美術館,静嘉堂文庫、 大徳寺龍光…

時空を超えて,人は同じ過ちを繰り返す

いつもは残欠ばかり載せていますが,たまには,本気で美しいものを載せようと思います. 写真で分かるでしょうか? 首の部分に補修の跡があることに. 一度,体と頭部が離れてしまったものが,奇跡的に再会し,つながったそうです. 前所有者(古美術商)が…

不動明王が,やっつけてくれる

不動明王. 私のアイコンに使っている写真です. 不動明王は,宇宙の中心とも言うべき大日如来が,仏敵をやっつけるための姿だとか. いまの混乱を救ってくれるのは,不動明王に違いありません. やっつけられるのは, ウイルスなのか, 人なのか・・・ 仏像…

日本刀は,30000層構造になっている?

新聞を何回折ったら月に届く? というネタがあります. 30回とか,42回とか,50回とか,ネットには色んな回数が書かれています. 現実的に不可能なので,まったく興味わかないですけど(笑) 1回折ると,厚みが2倍(面積は1/2倍) 2回折ると,厚みが4倍(面…

こんな時期だからこそ・・・仏像のこと,ちょっとだけ.

最近の状況を見ていると,現代の社会構造や人の心の脆弱性に気づかせるために,見えない力が働いているのではないか,とさえ思えてきます. 「マスクがない」と私が困っていると,「ちょっとあるから,分けてあげるよ」と何人もの人が言ってくれて,本当に感…

銅は生きているのか?

下記の「金銀銅の日本史」という本には,人と関わった金属の一生といった話があって,とても面白いです. 銅が,酸化物・硫化物となって,採掘・精製前の状態に戻ろうとしている. 人と関わった過去を忘れたいのか・・・ ということで,1000年以上も土の中に…

銅から赤っぽい錆が出ることもある

街中を歩いているときに,ふと,銅を見つけて嬉しくなってり,しませんか? (はい,しませんよね・・・知ってます) 銅の錆と言えば,緑青(ろくしょう). 名前の通り,緑や青の錆です. 濃い緑,淡い緑,明るい緑,鮮やかな青,・・・ だから,青銅と呼ば…

古墳時代の鉄(銅製品をつなぐのに使われた金具)

これを見て喜ぶ人が全国に何人いるのだろう? と思いつつ,写真をアップしてしまう(笑) これ,銅製の造形物の端っこにくっ付けられた鉄金具. 磁石が付いたので間違いありません. 錆まくっていますが,メタルが残っていて,安定しています. 銅と鉄を比べ…

ネットで古美術品を買うなら・・・

やっぱりお店で直にものを見てから買いたいのが,古美術品. 日常生活においては完全に不要ですし,安くないですからね. でも,ネットでもけっこう楽しく古美術品を買うことができます. しっかりしたお店がインスタをやっていたりしますし,古美術品販売の…

弥生時代がアツい

アニミズム(呪術的オーラ)がビシビシ伝わってくる「縄文時代」 と 多様な副葬品に魅了される「古墳時代」 の間にあって, なんだか地味な「弥生時代」 という印象ですが・・・ 青銅器が輸入されて,国産化された時代(材料は輸入か?). 銅剣(どうけん)…

ガラスって,紀元前から作られているんです!

写真はローマングラスの腕輪. 直径5センチくらいで,古代人の腕はこんな細いの?と思わされます. 実用品なのかどうかは,不勉強のため分かりません・・・ ともあれ,2000年位前に地中海沿岸地域で作られたもの. そんな古い時代から,ガラスってあるので…

縄文勾玉 on 平安時代の蓮弁残欠②

モノの良さって,実際に手に取ってみないと,数%も分からない! 古い木製品って好きですか? そう聞かれて「YES!」と即答できる人は少ないと思います. 私はそっち側です(笑) 先日は古代エジプトの木製品と勾玉のマリアージュでした. 今回は,以前にも…

縄文勾玉 on 古代エジプトの木材

3000年前の日本とエジプトをつないでみました(笑) エジプトの木材は,木目の雰囲気が,日本のモノとぜんぜん違うんですね. 彩色も残っていて,なかなか魅力的. 木材が長い年月,土の中で保存され得る環境は, ・水に浸っている ・乾燥している の2つの…

写真を撮るのが楽しくなってきた

ひっくり返した ペルシャ土器 の高台の中に, 中国の隋の時代の 銅像の仏像 を置いてみました. 何だか色合いが良いな,と. 仏様は蓮の上に乗って欲しいところですが,また違った趣きと言うことで.

縄文勾玉 on 縄文土器

縄文 on 縄文 亀ヶ岡式として有名(?)な,青森県辺りで作れた縄文土器です. 作られたのは縄文時代から弥生時代に移って行く手前の,縄文晩期.いまから3000年くらい前. 黒みがかった肌に,ぐねぐねとした模様を付けることが多いようです. 縄目模様を付…

久々の古代エジプト・スカラベさん

天球で太陽を動かしているものは何でしょう? 正解は,ふんころがしです(笑) ナイルのブルーを身にまとい,羽には太陽の光を受け,毎日,死と再生を繰り返しています. 大きく羽を広げて羽ばたこうと思うことがあったので,久々にスカラベさんを紹介したく…

安心して古美術品を買いたい人には・・・

古美術と統計学,実はつながっているんです! 古美術品と言えば,贋作がつきもの. 私も何回か,ダメなモノを買ったことがあります. 安かったから諦めもつきますが・・・高いモノだったら悔やんでも悔やみきれません. (統計と言っても,だまされる確率は…

縄文勾玉 on ペルシャ土器

緑色のモノ,好きですか? 私は好きです. 錆びた銅の緑青,勾玉,ペルシャ土器・・・ 勾玉とペルシャ土器を合わせてみると,とても素敵で ひっくり返して,土器のシャープな高台に載せてみたら,これまた絵になりました(笑) ここに色々と置いてみると面白…

金環(古墳時代) on 弥生式土器

弥生式土器って,どんな印象ですか? 狩猟の時代に,ド派手な土器を作った縄文人. アニミズム感がビッシビシと伝わってきます. それに比べて,弥生時代は,稲作が広がって,定住して,すごく落ち着いたイメージでした. でも,銅鐸や銅矛なんかを祭りに使…

縄文勾玉 on 博山

何のこっちゃ?というタイトルに, 何じゃこりゃ?という写真. 古代の造形には人の心をグッとつかむものがありませんか? 技術的に拙いからこその魅力. 工場製品のような規格性はなく,1つ1つに命が宿っているかのような. 5000年くらい前の縄文時代に作…

この真っ黒な金属の造形物,いったい,何でしょう??

正直,どう思われますか? これを見て,かわいい,とか,美しい,とか,思う人は少ないかも知れません. 10センチにも満たない小さな仏像です. 作られたのは,中国の隋. 遣隋使の隋です.聖徳太子の時代です. こう見えて,元々は,鍍金されて,金ピカだっ…

白玉, しらたまじゃないですよ

白玉と見たら,団子を思い浮かべる人が多いですよね. これ,“はくぎょく”とも読むことがあるんです.白大理石です. 中国では,北斉(ほくせい・550-577),随(ずい・581-618)の時代から唐の時代など,白玉の仏像がたくさん作られました. ちなみに,隋は…

縄文勾玉 on 平安時代の蓮弁残欠

お気に入りの縄文勾玉に旅をさせて,色んなものの上で写真を撮っています(笑) 今回は,胡粉の少し残る,平安時代後期の蓮弁の上. 胡粉(ごふん)は,貝殻から作る白色の顔料です. では,蓮弁とは?? 仏像が乗っている蓮(はす)の花をかたどった座(蓮…

平安・鎌倉時代の日本刀は山ほどあるけれど,甲冑は室町時代のものもほとんど残っていない

日本刀と甲冑. どちらもサムライのイメージですが,扱いはぜんぜん違います, 日本刀は,武家の表道具として大事にされてきました. 戦の褒美として与えられたり,敗者から分捕ったり,江戸時代には刀を鑑定する本阿弥家があったり,歴史の表舞台にたびたび…