Mr.∅の数学と古美術

数学講師が語る数学と古美術、「数学語」・「数学的文法」で日本の数学教育を変えたい!

古美術

写真を撮るのが楽しくなってきた

ひっくり返した ペルシャ土器 の高台の中に, 中国の隋の時代の 銅像の仏像 を置いてみました. 何だか色合いが良いな,と. 仏様は蓮の上に乗って欲しいところですが,また違った趣きと言うことで.

縄文勾玉 on 縄文土器

縄文 on 縄文 亀ヶ岡式として有名(?)な,青森県辺りで作れた縄文土器です. 作られたのは縄文時代から弥生時代に移って行く手前の,縄文晩期.いまから3000年くらい前. 黒みがかった肌に,ぐねぐねとした模様を付けることが多いようです. 縄目模様を付…

久々の古代エジプト・スカラベさん

天球で太陽を動かしているものは何でしょう? 正解は,ふんころがしです(笑) ナイルのブルーを身にまとい,羽には太陽の光を受け,毎日,死と再生を繰り返しています. 大きく羽を広げて羽ばたこうと思うことがあったので,久々にスカラベさんを紹介したく…

安心して古美術品を買いたい人には・・・

古美術と統計学,実はつながっているんです! 古美術品と言えば,贋作がつきもの. 私も何回か,ダメなモノを買ったことがあります. 安かったから諦めもつきますが・・・高いモノだったら悔やんでも悔やみきれません. (統計と言っても,だまされる確率は…

縄文勾玉 on ペルシャ土器

緑色のモノ,好きですか? 私は好きです. 錆びた銅の緑青,勾玉,ペルシャ土器・・・ 勾玉とペルシャ土器を合わせてみると,とても素敵で ひっくり返して,土器のシャープな高台に載せてみたら,これまた絵になりました(笑) ここに色々と置いてみると面白…

金環(古墳時代) on 弥生式土器

弥生式土器って,どんな印象ですか? 狩猟の時代に,ド派手な土器を作った縄文人. アニミズム感がビッシビシと伝わってきます. それに比べて,弥生時代は,稲作が広がって,定住して,すごく落ち着いたイメージでした. でも,銅鐸や銅矛なんかを祭りに使…

縄文勾玉 on 博山

何のこっちゃ?というタイトルに, 何じゃこりゃ?という写真. 古代の造形には人の心をグッとつかむものがありませんか? 技術的に拙いからこその魅力. 工場製品のような規格性はなく,1つ1つに命が宿っているかのような. 5000年くらい前の縄文時代に作…

この真っ黒な金属の造形物,いったい,何でしょう??

正直,どう思われますか? これを見て,かわいい,とか,美しい,とか,思う人は少ないかも知れません. 10センチにも満たない小さな仏像です. 作られたのは,中国の隋. 遣隋使の隋です.聖徳太子の時代です. こう見えて,元々は,鍍金されて,金ピカだっ…

白玉, しらたまじゃないですよ

白玉と見たら,団子を思い浮かべる人が多いですよね. これ,“はくぎょく”とも読むことがあるんです.白大理石です. 中国では,北斉(ほくせい・550-577),随(ずい・581-618)の時代から唐の時代など,白玉の仏像がたくさん作られました. ちなみに,隋は…

縄文勾玉 on 平安時代の蓮弁残欠

お気に入りの縄文勾玉に旅をさせて,色んなものの上で写真を撮っています(笑) 今回は,胡粉の少し残る,平安時代後期の蓮弁の上. 胡粉(ごふん)は,貝殻から作る白色の顔料です. では,蓮弁とは?? 仏像が乗っている蓮(はす)の花をかたどった座(蓮…

平安・鎌倉時代の日本刀は山ほどあるけれど,甲冑は室町時代のものもほとんど残っていない

日本刀と甲冑. どちらもサムライのイメージですが,扱いはぜんぜん違います, 日本刀は,武家の表道具として大事にされてきました. 戦の褒美として与えられたり,敗者から分捕ったり,江戸時代には刀を鑑定する本阿弥家があったり,歴史の表舞台にたびたび…

縄文勾玉 on 埴輪残欠 埴輪と土偶の違い,ご存知ですか?

埴輪と土偶. 日本の古代の土で作られた人形. 区別が付いていない人も,けっこう居ます. 2つの違いを簡単に説明できると,博物館でヒーローになれます(笑) みなさん,ヒーローになりましょう. 土偶 稲作が始まる弥生時代(過去記事では,「縄文勾玉 on…

好きなものが好きなことには,何かの理由がある

どうしても,好きなものって,ありますか? 私は,「数学」と「古美術」です. 今回は古美術のルーツについて. 特に出土品が好きなのですが,その理由として考えられることが2つあります. 小学生のころ,夏休みはよく山に入っていました. ある場所で縄文…

古い鉄の味わい 日本刀の茎

短刀の茎(柄の中に収まっている部分)です. 700年ほどの時を経過して,このような黒錆が覆ってくれるのですね. 100年とか200年とか,それくらいでは,まだまだピカピカに光っているものもあります. 拵(こしらえ・外装のこと)を作り替えるときには,目…

縄文勾玉 on 弥生土器

すごく良い感じで写真が撮れました! 縄文土器は,焦げ茶,ベージュ,黒という感じで,クッキーのような質感ですけど,弥生土器は赤っぽい感じや白っぽいものが多いです. 縄文土器はマジカルな模様が施され,漆で加飾されたものがありますが,弥生土器は呪…

獣面が見えにくい・・・ 線をトレースしてみた

www.phi-math.com フォトショで写真を加工. イラレで線をトレース. こんな目が鍔(つば)の部分に見えませんか? 2千年前の人が頑張って引っ掻いて描いた「獣の目」です.

漢(古代中国)と言えば,獣面ですね.刀の鍔(つば)にも描かれています!

緑釉の焼き物の壺にも,青銅鍍金の金属製の壺にも,獣面というものが付いています. 獣のような造形で,輪っかを咥えています. ルーツは,殷の時代の饕餮(とうてつ)です. 私は,個人的に,これらはすべて龍と同じじゃないか,と思っています. その獣面…

脛当(すねあて)の全体像,カッコイイ!

本ブログで何回か登場した“脛当” 戦国時代ころのものに,江戸時代になってから漆を塗ったものです. 戦のときに,脛を守るためのもの. 痛いですもんね,脛を打つと. 膝周りがスムーズに動くように,上の方がふわっと広がっているのだと思います. 下部の,…

埴輪って,何? 地域性から産地を特定できる?

年末年始で埴輪の勉強. 日本書紀に「垂仁天皇が昔からの殉死の習慣が良くないと悲しまれ,野見宿禰(のみのすくね)の進言により,土製の人形を埋めることで代用した」とあるそうで,「それが埴輪の始まりだ」と考えたくなりますが,実は,それは誤解のよう…

“大立挙”は,まるで花のよう・・・

ウリ科の植物の花のように見えてきませんか?このフワっと広がった形状が好きなんですよ.

2000年前の青銅刀@中国・漢時代

古代中国,漢(2000年くらい前)の時代の青銅の刀です. 刀は,“カタハ”のこと. 剣は,諸刃(もろは).諸刃の剣は,腹痛が痛いと同じです(笑) 実際に刃は付いていないので,触っても切れません. 副葬品だろうと思います. ちなみに,青銅でも,バッチリ…

このかっこよさ,ヤバ過ぎますよ!

幻想的・・・ 内側は金白檀(びゃくだん)塗り. 黒漆の上に,金箔を貼って,その上から透明な透き漆を塗っています. かすかな赤い金錆が,彩りを加えてくれています. 室町時代の作成時は,鉄地むき出しだったはず. それを江戸時代に仕立て直したものです…

このかっこよさ,ヤバ過ぎる

この流れるようなフォルム. 「用の美」という言葉では語り尽くせないくらい,ただ単にカッコイイ. 膝をガードする部分がグッと広がっていて,しかも,そこでパーツが分かれていないのが,古い時代の特徴です. 「大立挙(おおたてあげ)」

鍍金された環頭って,中国の漢の時代からあるのですよね

弥生時代には,鉄の素環頭の大刀なんかがありますが,同時代頃(2000年前くらい)の中国では,環頭に鍍金が施されています. 日本では,古墳時代の後期くらいからですかね,竜や鳳凰の顔がある鍍金の環頭大刀が副葬されるのは. これらが朝鮮半島製なのか,…

打ち出した鉄板を,鋲で留めてます

鍛錬した3枚の硬い鉄板を,コツコツと打ち出して形を作り,鋲で留めています.ひし形の金具を使うことで,連結を強化.このふっくらした曲線が良いです.端を折り返すという実用的な作業も,いまとなっては,美点の1つになっています.

江戸時代の漆の下からのぞく,室町時代の鉄地

これ,なぁんだ? 分かる人は超マニアさんです(笑) 全体像を見ても,普通の人は,まったく分からないと思います. 室町時代の「○○○○の○○」で,現存品は非常に数少ないものです. 江戸時代,それに漆を塗ったようです.

銅の美しさ

1400年くらい前の中国のもの. 銅の錆と言えば緑青(ろくしょう). 青や緑のものが多く,青銅と言われるほどです. しかし,赤い錆が出ているものがあります. この写真もそうですし,古代エジプトやヨーロッパの銅でこのような錆を見ます. 青銅は,銅だけ…

日本刀に現れる模様

剣の彫りがありますが,タイトルの「模様」というのは,これではありません. 銀色の部分に,小さな白っぽい線がたくさん入っています. 一部は断続的につながって,曲線を描いていたりします. これが,日本刀の特徴の1つです. 1)和鉄(砂鉄から作った…

古代寺院の荘厳

この角度,すごい. 古代寺院の荘厳を想像しながら・・・

2000年前の漆⑤

やっぱり,コレ,むっちゃ好きだ. しわくちゃになるために存在していたかのような,これがこれであることが自然である感じ. キレイに作られたモノが廃れていく過程で見せる独特の美しさ. その瞬間を切り取って,現在,自分の手元にある. 今後も2000年,…