紀元前4500年頃から古代エジプトで作られてきたファイアンス。
目が覚めるような青。
トルコ石やラピスラズリの代わりに用いられていたそうで、ナイル川の青を表しているのではないかとも思えます。
石英(透明なものは水晶と呼ばれます)とアルカリ、炭酸カルシウムが胎土の主成分で、表面もガラス質の釉薬で仕上げられています。
青は、酸化銅。
ガラス作りの技術が普及するにつれて廃れていったようです。
1世紀くらいのこと。
発色の良いものと悪いものの差は歴然としていて、写真のスカラベは、けっこう良い方だと思います。