PISAの結果が2015→2018で悪化しているとのニュース。
数学的応用力が5位から6位に、科学的応用力も2位から5位に。特筆すべきは、読解力。前回の8位から15位へ大きく順位を下げました。
萩生田文部科学大臣コメント
【学習指導要領の検討過程において指摘された、判断の根拠や理由を明確にしながら自分の考えを述べることなどについて、引き続き、課題が見られることも分かりました。】
とあり、解決のための要素の1つとして
【来年度からの新学習指導要領の着実な実施により、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善や、言語能力、情報活用能力育成のための指導の充実】
を挙げています。
2015年調査後の「読解力の向上に向けた対応策について」という資料
http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/05_counter.pdf
から、進歩が見られていないようです。
この状況を変えるには、やはり
・大学入試を変えるしかない!
・共通テストでの長文問題に対応する指導を通じて、読解力を!
となるのでしょうか。
採点の公平性、業者との癒着、といった教育とは無関係な論点ばかりで辟易としている教育関係者は多いはず。
PISAショックによって中身の議論が盛り上げってくれたら良いな、と切に願います。
※PISAとは・・・
【OECD生徒の学習到達度調査(OECDせいとのがくしゅうとうたつどちょうさ、英語: Programme for International Student Assessment, PISA)とは、経済協力開発機構(OECD)による国際的な生徒の学習到達度調査のこと。日本では「国際学習到達度調査」とも言われるが、英語の原文は『国際生徒評価のためのプログラム』である。 】(Wikipediaから引用)