Mr.∅の数学と古美術

数学講師が語る数学と古美術、「数学語」・「数学的文法」で日本の数学教育を変えたい!

2000年前の漆②

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鹿と思われる動物が,黒と金の漆で精密な筆致で描かれています.

植物のような模様,同心の楕円,耳の雷紋のような模様.

 

完品ならさぞかし美しいのだろうけれど・・・

中の木地は塵と化しています.

 

※雷紋(らいもん):

ラーメンのドンブリに書いてあるような四角の渦巻きが2つくっついたような模様

殷(商)や周の時代(3000〜4000年前)の青銅器は,隙間なく雷紋で埋め尽くされています.

大きな饕餮(とうてつ・龍のような鬼のような獣のような…神獣と言えば良いのか,とにかくそんな意匠)の間に漂う“氣”を表しているのだと考えられます.