帯の部分が一部剥落しています.
その剥がれた下にも線が描かれているのが見えます.
これって,何なんでしょう?
粘土を積み上げて形を作るときに,そのままでは凹凸だらけです.
だから,内外の表面を滑らかにします.
そこで使うのが,板状の工具だそうです.
その撫でた跡が,この線.
はけ調整と言うそうです.
残欠だからこその楽しみです.
割れ目を見ると,表面と内部の違いも見えますしね.
表面は赤っぽいけれど,中の方はそんなこともない!
1500年前,こんなものを大量に作っていた工人集団が居たのです.