Mr.∅の数学と古美術

数学講師が語る数学と古美術、「数学語」・「数学的文法」で日本の数学教育を変えたい!

埴輪の作り方

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帯の部分が一部剥落しています.

その剥がれた下にも線が描かれているのが見えます.

これって,何なんでしょう?

 

粘土を積み上げて形を作るときに,そのままでは凹凸だらけです.

だから,内外の表面を滑らかにします.

そこで使うのが,板状の工具だそうです.

その撫でた跡が,この線.

はけ調整と言うそうです.

 

残欠だからこその楽しみです.

割れ目を見ると,表面と内部の違いも見えますしね.

表面は赤っぽいけれど,中の方はそんなこともない!

 

1500年前,こんなものを大量に作っていた工人集団が居たのです.