Mr.∅の数学と古美術

数学講師が語る数学と古美術、「数学語」・「数学的文法」で日本の数学教育を変えたい!

今回のAIは“たまたま”精度が高い(笑)

今回作成したAIは、いままで以上に高精度!

これのデータだけを見せて、よくAIのことが分かっていない人に、AIのすごさを妄信させることができるかもしれません。

上司のみなさん、気をつけましょうね(笑)

一般論ですよ。

 

ということで、

 

 人工知能を盲信してはならない
 https://www.phi-math.com/entry/2019/12/16/094354

 

にも書いた通り、人工知能は、人には見えない法則を見つけてくれることはあっても、人にとって変わるものではありません。

 

・ビッグデータのような煩雑な処理が不要

・統計のような決まりきった手法にこだわることはない

 

というのが特徴でしょう。

 

例えば、主成分分析という手法では、相関係数の行列で固有ベクトルを求めることで、枠にはまった分析を行います。

一方で人工知能では、アフィン変換(1次変換+平行移動)したり、さまざまな関数に代入したり、関数を複雑に合成したり、その作業を何回も繰り返したり(ディープラーニング)、手段を選びません。

正しくは、人が様々な手段の中から選んだ手法を指定して、その枠組みで最適化(最小二乗法などによる)を行います。

精度が低いようなら、別の手法を指定します。

その作業を延々と繰り返し、未来をもっともうまく説明できそうな手法を最終的に指定します。

今日最適だったものが、明日は最適かどうかわからない、というのが面白いところです。

中には、ほぼ外れないところでだけAIを使うために、手法を固定することもあります。

それでは楽しくないですね!

 

馬鹿 と 上司 と 人工知能 は使いようですな。