Mr.∅の数学と古美術

数学講師が語る数学と古美術、「数学語」・「数学的文法」で日本の数学教育を変えたい!

人工知能に数学をやらせてみた②

テキトーに作った関数

 

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において,300個のxyの値の対応をAIに学ばせ,そこに入っていない200個のxについて、yの値がどうなるかを推定させる企画です。

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こんな推定の枠組みを,テキトーに設定して,1000回繰り返し学習させました.
  

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すると,誤差がどんどん小さくなって,ほぼ完ぺきと思えるAIが完成しました!

この関数

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のxyの対応にだけ特化した,超特殊なAIです(笑)

 

xyの対応に加えて,y’としてAIの推定値を入れたエクセルファイルを作ります.
yとy’はどれくらい近いでしょう?

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かなりいい線いってます.

グラフも描いてみましょう.

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青い実線が
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のグラフ.赤い点線が推測値のグラフ(ちょっと見にくくて,スイマセン・・・).

さすが,誤差がほぼゼロの推定をしていただけあって,重なり具合がすごい!!

でも,少しずれているところはありますね.
所詮は,関数の式を当てるわけではなく,xを代入したときのyの値を推定しているだけなので,誤差は残ります.

ですが,人に数値データを見せて,「教えていないxを代入したときのyの値を当てなさい」と言っても,当てられるはずはありません.

これがAIの能力です!

人にとっては法則が見出しにくいものでも,適当な枠組みの中で何らかの結論を出してくれます.
 「枠組みの設定」が上手な人が,AIに教えるのがうまい先生.
 課題を,AIが得意な形の「推定問題」で解釈できる人が,AIを使いこなす人.

AIに教えるのがうまい人が生き残る.
そんな時代がもう始まっているのです!