緑釉の焼き物の壺にも,青銅鍍金の金属製の壺にも,獣面というものが付いています.
獣のような造形で,輪っかを咥えています.
ルーツは,殷の時代の饕餮(とうてつ)です.
私は,個人的に,これらはすべて龍と同じじゃないか,と思っています.
その獣面のようなものが,刀の鍔(つば・この場合は“格”と言います)に彫られています.
写真では見えにくいですが,左目は何とか見えないでしょうか?
鍍金された格に,うっすら線が彫られています.
ちなみに,前の持ち主は気付いていなかったのですよね(笑)