世の中の天才小学生たちは,どんな問題を解いているんでしょう?
高校生が大学入試センター試験を受験するのと同じ日に,小学生が私立中学の入試を受験しています.
日本一と言って良いほど難しい算数を出題するのが,灘中学(@神戸).
200人ほどの少数精鋭で,東大や京大医学部へ,どんどん進学して行きます.
大人数の学校に合格数では負けますが,実質的に日本一と言っても良いと思います.
社会を出題しない,という伝統を守り続け,算数・国語での論理的な思考力を重視しています.
それが,6年後の大学受験につながっているのですね.
試験は2日間にわたって実施され,両日,算数があります.
1日目は答えだけを書く形式,2日目は連続性のある問題で説明問題もあります.
2日目はかなりややこしいので,1日目の問題をいくつか紹介していこうと思います.
まずは,1日目の「1」.
年にちなんだ計算問題が出されることが多いです.
よく出来た問題ですね.
算数ですが,ちゃんと数学的文法で構成されています!
中学数学を使って方程式を利用したら,一般的な解法で解けます.
が,途中で1が得られた感動は得られません.
こういう特殊性に敏感になることは,けっこう大事なことです.
また他の問題も紹介して行きます.