お気に入りの縄文勾玉に旅をさせて,色んなものの上で写真を撮っています(笑)
今回は,胡粉の少し残る,平安時代後期の蓮弁の上.
胡粉(ごふん)は,貝殻から作る白色の顔料です.
では,蓮弁とは??
仏像が乗っている蓮(はす)の花をかたどった座(蓮華座)にくっついている,蓮の花弁を模したものです.
奈良時代→平安前期→平安後期→鎌倉時代→室町時代
と時代ごとに特徴のある蓮弁が作られています.
とっても薄くて,経てきた年月を表す枯れた風合い,尖りが小さいところ.
平安後期の特徴をよ〜く表しています.
割れた蓮弁2枚をつないでいます.
墨か何かで書かれたようなものも見えますね.
魅力的な蓮弁です.