人工知能のこと,信じていますか?
私は半信半疑です.
だって,数式だけですべてのことを推定するなんて,できるわけがないですもの.
ですが,業務に導入できる可能性は,あちこちに潜んでいると思います.
要は,人工知能との付き合い方を学んでおかないと,これからの時代に生き残れないということ.人も,企業も.
人工知能の導入障壁について,経験も交えながら,少し書いてみたいと思います.
ブラックボックス
人工知能は,何らかの結果がどうなるかを判定するのに
「原因と考えられる条件のデータ」+「結果のデータ」
から,数式を使って法則を見つけ出すものです.
数式は「枠組みを設定」するだけで,最終的にどんな式が得られたのかは,分かりません.
それが良さでもあり,批評家さんにとってのツッコミどころともなります.
誤診の存在
人の目で見たら,どう考えてもそういう結果にはならないだろう,というサンプルに対して,予想外の結果になるかも,と判定を下すことがあります.
そのような誤診の存在も,批評家さんにとってのツッコミどころとなります.
分かられてたまるか,という思い
類推系(売り上げ予想とか,人事での活用とか)の人工知能を業務に組み込むときは,必ず,批評家さんが現れます.
「機械なんかに,自分がプライドをもってやってきたことを,簡単に予測されてたまるか!?」という熱い思いがある方々です.
でも,そういう人たちでも見落としをすることはあります.
1人の視点ではなく,客観的で,複眼的な視点から推定するのが,人工知能.
人が完ぺきでないように,人工知能も完ぺきではありません.
でも,人には気づけない指摘をしてくれることもあります!
で・・・
粗探しは簡単.
良いところを見つけて,うまく付き合っていくのが大事.
(人との接し方と同じですね!)
仕事を奪うものではなく,仕事の幅を広げてくれるものとして,付き合い方を学ぶ必要があります.
その辺りを理解してもらうような啓蒙が,業務への人工知能導入時のポイントになるようです.
(要するに,私は,その点で苦労している,ということです・・・ホント,難しい)