写真はローマングラスの腕輪.
直径5センチくらいで,古代人の腕はこんな細いの?と思わされます.
実用品なのかどうかは,不勉強のため分かりません・・・
ともあれ,2000年位前に地中海沿岸地域で作られたもの.
そんな古い時代から,ガラスってあるのです.
日本でも,ガラス製の勾玉が1500年以上前の古墳から出土しています.
正倉院の宝物でもガラスの器がありますね(あれはペルシャからの輸入品だと思いますけど).
その後,日本でのガラスが発展するのは,江戸時代.
当時のものは,鉛が多く含まれたガラスで,とても重いです.
叩くと金属音が鳴り響きます.
キ〜ン,キ〜ンと.
そして,光が当たると,虹のような輝きが現れます.
これを虹彩というのですが,高鉛ガラスの特徴です.
現在で言うと,例えば,バカラ.
ぜひ,お店で確認してみてください.
虹彩がよく出ています.
江戸時代の和ガラスは,薩摩切子を頂点として,発展しています.
色を乗せた後,丁寧に手作業で模様を削り出すのです.
そんな貴重な薩摩切子も含まれる神戸市立博物館のコレクションは必見です.
総額で億単位の価値があると思われる和ガラスのコレクションを,神戸市立博物館に寄贈されたのが,神戸松陰大学の棚橋先生.
ここには,有名な「フランシスコザビエル」の肖像がありますし,
国宝の「桜ヶ丘銅鐸」たちも最高です.
改装されて,すごく見やすくなっています!
機会があれば,ぜひ,一度足を運んでみてください.