「最近,好みのタイプの美人が,世の中にあふれている気がする」
と思いませんか?
たぶん,僕だけではないと思います.
その理由は??
そう,マスクです!
マスクをしている人のお顔は,分かるのは目の辺りだけです.
その他の部分は想像で補うことになります.
そういうとき,脳は,自分の理想に沿う形で補修をしてくれるのですよね.
だから,自分にとっての理想のタイプの美人であふれています.
(幸せな気分になれて,ラッキーですね)
アイメイク+マスクの“ものまねメイク”で一世を風靡した「ざわちん」さんも,このマジックを使っていたように思います.
そうだ!
マスクの下の顔を推定する人工知能とか,どうでしょう?
夢を壊すし,ニーズが無いですかね(笑)
分からないからこそ,美しい!
それと同じことが,美術品でも言えるのではないかと思います.
例えば,ミロのビーナス.
腕が無いからこその美しさがありますよね.
どんな美しい形をしていたのだろう,と想像を掻き立てられます.
そういう点では,廃仏毀釈で破壊された仏像にも,だからこその美しさがあると言えます.
完品でないからこそ,美しい.
長い歴史の中でどんな時を刻んできたのか?
その重みを感じながら美に浸れるのが,古美術趣味の最高の楽しみだろうと思います.
こんなときだからこそ,「美しい世界」の実現のために,美しいものを見るのはいかがでしょう?