人工知能って一部の選ばれた人だけが開発できて,一部の人だけがその恩恵を受ける.
我々一般人は,よく分からないまま「人工知能ってすごいなぁ」と思いながら利用し,実は,利用されてしまうということに・・・
人工知能リテラシーの高い人が増えると,「そっち側」の人は困ってしまうわけですね.
実は,そんなに恐れる必要のない,人工知能.
そのことをお伝えするためにプログラマーの友人と共著で書いたのが
「楽しいAI体験から始める機械学習
~算数・数学をやらせてみたら~」
です.
当初は4月発売の予定でしたが,今回のコロナの影響で大型書店が軒並み休業,
こんな状況では出せないということで,発売が延期になっています・・・
ですが,出版社さんのご尽力のおかげで,「Kindle版」が先行販売になりました!
5/11に配信開始です!!
しかも,カラーになるとか.
人工知能の構造を表す図は,紙の本だと白黒でパッとは分かりにくいのが,「Kindle版」ならバッチリ!
次の2冊も参考文献としてオススメ.
①「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」
は「ロボットが東大に合格できるか?」というプロジェクトを進めていた新井紀子さんの本.
AIは,推定はできても,意味を理解しない.
それと同じような人間が多いことを「教科書が読めない」という切り口で論じ,「AI時代にAIと同じ土俵で戦ってどうすんの?」と教えてくれます.
②「文系AI人材になる―統計・プログラム知識は不要」
は,「何か1つのものがあるように誤解されがち」なAIを系統ごとに分類し,それぞれ,仕事でどう生かすのかを説明してくれています.
我々の本で扱っている人工知能は,「予測系」です.
直観に頼らず,データから予測する人工知能を,どういう発想で作るのか,が我々の本.
その予習に,この本はちょうど良いように思います.